
【耐震工事補助金】宮崎県の耐震補助は2度もらえるすごい補助金!
2017/03/01
こんにちは、宮崎で耐震診断士の鎌田です。
宮崎県の耐震補助金はなんと!2回もらえるんですよ!
それには、条件がありますので、詳しく解説致します。
木造住宅の 耐震補助制度の拡充
補助金が2回もらえるのは、宮崎県が県民の多くの命を守るために設定した宅別処置です。
1 目的
木県では、南海トラフ地震の発生に件う甚大な人的被害が想定されており、これを軽減するために発災時に木造住宅の倒壊を防ぎ、余震や津波からの早期避難が行われることが重要である。
このため、想定される大地震から県民の生命や身体を守るために、住宅が大きく損傷しても室内空間が確保される段階的な改修工事についても補助対象に追加することとした。
明日来るかもしれない、南海トラフ地震で、家屋の倒壊による被害から県民の命をまもるため
最高レベルまでにはいかないまでも段階的に、建物強度を高めておきたいという宮崎県の配慮と考えてください。
2 制度拡充の内容
耐震工事を段階的に実施する場合も補助対象とする。
ただし 1回目の改修後の構造評点(Iw値※)は 0.7以上となることを条件とする。
※Iw値:木造建物の構造評点。現行の建築基準法と同等の耐震性能を有する場合「1.0」となる。
1.0まで耐震レベルがあれば、まず倒壊しないというレベル(現、建築基準法)
※Iw値とは=上部構造評点の事で、、木造住宅の構造耐震指標(耐震性能)を次のように定めています。
国土交通省告示第184号(平成18年1月25日)時点
「Iw=Pd/Qr」
※「Iw」各階の梁間方向(建物平面図の短手方向)または桁行方向(建物平面図の長手方向)の構造耐震指標
※「Pd」各階の梁間方向または桁行方向の耐力(保有耐力)
※「Qr」各階の必要保有耐力(床面積、形状、地盤の種類などから算出)
↑この辺は、素人では、まずわかりません。耐震診断の結果出た値と思って判断してください。
構造耐震指標(Iw値) | 構造耐力上主要な部分の地震に対する安全性 |
---|---|
0.7未満 | 倒壊または崩壊する危険性が高い |
0.7~1.0未満 | 倒壊または崩壊する可能性がある |
1.0以上~1.5未満 | 一応倒壊しない |
1.5以上 | 倒壊しない |
『出典:宮崎県 建築住宅課』

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