
耐震化の3ステップ その2 耐震改修計画
こんにちは、宮崎で耐震診断士の鎌田です。耐震化の3ステップ その1で、ご自分の家の状態が心配な方は専門家の診断を受けられるのをお勧めします。
専門家の診断
一般診断法
建築士及び建築関係者が、床下や天井裏の目視や設計図等をチェックし、住まいの耐震上の弱点を浮き彫りにします。
後日、診断の結果を報告し、耐震性に問題がある場合は、補強工事のアドバイスをします。
精密診断法
主に建築士が補強の必要性が高い住まいについてより詳細に耐震性を検討し、最終的な診断を行います。
この精密診断法は、改修後の耐震性を診断することも目的としています。
耐震改修のポイント
基礎、壁の強さ、壁の量と配置、部材の接合部、腐朽・蟻害、地盤の状態などは、住まいの耐震性を左右します。
耐震診断を踏まえ、弱い部分を補強しましょう。
1.基礎
ひび割れの補修や鉄筋コンクリート基礎の打ち増しなどによって基礎を丈夫にします。
2. 壁の強さ
筋かいを入れたり、構造用合板を貼ることで横方向の揺れに強い壁に補強します。
3. 壁の量と配置
一定量の壁をバランス良く配置することが大切です。開口部が多い場合や複雑な形状をしている建物は注意が必要です。
4.部材の接合部
柱や梁、土台、筋かいなどをしっかりと緊結することが必要です。力のかかり方に応じた接合金物で補強します。
5.腐朽・蟻害
木材の腐朽やシロアリの被害がある場合は、傷んだ部分を取り替えるなどの補修をします。
また、被害を受けやすい土台や下地などはこまめに点検します。
6.地盤の状態など
埋立地などの地盤が悪い場所では基礎の補強や壁の補強をします。
傾斜地等では擁壁や石垣が崩れやすくなっていないか確認します。
『出典:一般財団法人 日本建築防災協会』

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