
住まいの工夫1(屋内編)
2017/06/24
こんにちは、宮崎で耐震診断士の鎌田です。 今日は、より安全性の高いくらしのためのお話です。
いくら、耐震をして、家を丈夫にしても、中の家具等の転倒や散乱で、ケガや下敷きになってしまったり、避難が遅れたりしては耐震の意味がありません。
家具等の固定方法や置き方を工夫して、屋内の安全性を高めましょう
屋内編
家具や電化製品等の転倒防止
家具等は、建物の揺れ方、形、重心の位置、床の条件などによって、さまざまな動き方をし、転倒する場合があります。移動や転倒を防ぐには、金具等でしっかりと固定することが大切です。
ガラスの飛散防止対策
食器棚やサイドボードのガラス面は、転倒して割れるだけでなく、中の物が飛び出そうとする衝撃で割れることもあります。ガラス面に飛散防止フィルムを貼ったり、扉開閉防止用具を設置するなどの対策をたてましょう。
大型家具・電化製品等の配置の工夫
家具が倒れてきて下敷きになったり、避難経路がふさがれてしまう場合があります。たとえ家具が転倒しても、危険が及ばない位置に配置するなどの工夫をしましょう。
就寝場所も家具等の転倒・ガラスの飛散から外れる位置にしましょう。
屋外編
より安全性の高い暮らしのためのアドバイス
阪神・淡路大震災では、約1,500件のブロック塀が倒壊。
数十名の方が倒壊したブロック塀の被害に遭い、倒れた塀が道路をふさいで、避難や救助・消防活動を妨げました。
そのほか、屋根瓦の落下、エアコン室外機の転倒など、住まいの外には、危険物がたくさんあります。屋外も忘れすに地震対策をしましょう。
『出典:一般財団法人 日本建築防災協会』

こんにちは宮崎在住の鎌田です。「宮崎の住宅耐震」では、宮崎県の木造住宅の耐震についてできるだけ、くわしくわかりやすく解説していくつもりです。ご質問、ご相談などありましたらご遠慮なくこちらからどうぞ。鎌田プロフィール


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